Column
10月の幼稚園だより
9月8日木曜日の朝、Kindergarten Festivalの為に浴衣や甚平姿で登園してくれた子どもたち。
どんよりとした曇り空の日でしたが、キラキラの笑顔で園内はいっぱいになり、まるでお日様が顔をのぞかせてくれたようでした。
先生たちも浴衣や甚平などを身にまとってのお出迎えとなりましたが、実は、前もって着付けの練習をしていたのです。
Festival前日、Erikoから浴衣の着付けのレクチャーを受けていたNancy!
Festival前日、Erikoから浴衣の着付けのレクチャーを受けていたNancy!
なにやら驚いた様子で、”Oh, do I have to wear it so tight? (え!?こんなにぴったり着るものなの?)”と戸惑いの表情。
”Yes. It’s not a dress. Everything is tight when you wear a Yukata. And you have to walk like this…Don’t expect you can take usual one full step.
Your steps will be half steps. So you need to move in double speed if you don’t want to slow down.
(そう。ドレスと違って、浴衣ってぴったり着るものなの。歩き方はこんな感じ…いつもの歩幅では歩けないの。半分くらい。
だからスピードを落としたくないなら、二倍速で自分の脚を動かすの)”
と小さい歩幅でちょこちょこ歩いてみせると、
と小さい歩幅でちょこちょこ歩いてみせると、
“Oh, I see. That’s why I have seen people wearing Kimono walking like that.
(ああ、なるほど。たしかに着物を着てる人がそんなふうに歩くのを見たことあるわ)”
としきりにうなずき、さっそくちょこちょこ歩きを真似していました。
昔の日本女性は、浴衣や着物で子どもを背負い、おむつをかえ、子育てをしながら家事もこなしていた事を想像すると、その忍耐力に脱帽するしかありません。
としきりにうなずき、さっそくちょこちょこ歩きを真似していました。
昔の日本女性は、浴衣や着物で子どもを背負い、おむつをかえ、子育てをしながら家事もこなしていた事を想像すると、その忍耐力に脱帽するしかありません。
日本人の控えめで、繊細な、ていねいに物事を進める生き方、あるいは文化を、短い歩幅で歩く事でNancyが感じとっていたように見えました。
NancyはKenyaで生まれ、育ちました。
気候も、言語も、人々が受け継いでいる文化も、日本とは全く違う国です。
色々な国の先生達が日本の衣服を身につけ、一緒に日本文化を楽しむ大らかな姿は、子どもたちの記憶にかけがえのない体験として残ることでしょう。
10月は子どもたちが心待ちにしているHalloween Partyがありますね!
10月は子どもたちが心待ちにしているHalloween Partyがありますね!
運動会の練習も始まっています。
外遊びの楽しい季節。
爽やかな秋風に吹かれながら、KCKのダイナミックな園庭を満喫したいと思います♪