Column 1月の幼稚園だより ある日のお外遊びの時間、縄跳びに初めて挑戦するお友だちがいました。 縄跳びの片方を木の幹に縛りつけ、もう片方を持って回してあげます。 “Ready, set, go!”のかけ声で縄が自分の上に上がったかと思うとあっという間に下がって来る様子にあっけにとられ、足がすくんでしまいました。 まるで、「え? こんな縄をどうやって跳ぶんだ?」とでも言いたげな顔です。 “Let’s try one more time!” と励ますと、次は、タイミングは遅いもののぴょこんと一跳びできました。 一旦、列の後ろに並び直し、他の子が跳ぶ様子を見て、自分の番が来たら再び挑戦していました。 その後、何度も繰り返し、挑戦しているうちに、少しずつコツをつかみ、初めて一回跳べた瞬間、 「え!? 跳べた!?」という、驚きと喜びが混ざった、とっても素敵な表情が浮かんだのです。 “Good job! Supper good job!” と一緒に大喜びしました。 ふと見ると、昨年、Butterflyさんにまじって跳び始めていたCocoonさんが今年は自分がButterflyさんになり、一年前よりはるかに多い回数を、軽々と跳べるようになっています。 体が成長したのは言うまでもありませんが、外側からは見えない精神面の成長も感じられる跳びっぷりです。 跳べるだけではありません。 きちんと一列に並んで順番を待つ事も、守れるようになっています。 そして、楽しそうに跳ぶ彼らを憧れの目で見つめるCocoonさんとCaterpillarさん。 このようなひと時に、彼らの胸の中で「ぼくも/わたしも跳んでみたい!」という思いのエンジンがかかりはじめているのです。 そんな、内側で静かにかかるエンジンこそが私たちKCKのスタッフが大切に育てていきたい、好奇心や行動力、そして想像力につながるものに思えてなりません。 もうすぐ、2024年がやって来ます。 新たな一年も子どもたちと過ごす時間の中で、彼らの内側から少しでも多くの「やってみたい!」「知りたい!」という思いが湧き起こるよう、日々接して参りたいと思っております。 Have a wonderful holidays!