Column

8月の幼稚園だより


									
7月13日のCooking Dayでは今月のテーマ国、フィジーのココナッツチキンスープにチャレンジしました。
豆腐や納豆、味噌などと比べると、ココナッツという食材は、日本の食卓にはあまり登場しません。
教室にココナッツの実が運ばれてくると、ほとんどの子が目を丸くしていました。
もしゃもしゃとした球型の物体を見て、「え?!動物?!」と思った子もいたはずです。
けれども、その実を先生たちが素手で軽々と持っている様子を見て、「どうやら、触っても平気らしい」と安心した様子。
自分のところにまわってきたココナッツを持ってみると、そのずっしりとした重さに”Wow! It’s heavy!”と思わず声をあげる子もいました。
どんな匂いかな?と鼻を近づける子や、どんな音がするのかな?とポンポンと叩いてみる子もいました。
先生が、その実の中にジュースや白い実が入っている説明をして、子どもたちの耳元で振ってみせると、チャプチャプと音が聞こえるではありませんか!
ココナッツひとつで、子どもたちの心は南国に行ったかのようでした。
人参や小松菜などを子どもたちがカットしたあと、キッチンでの調理が始まり、しばらくすると、ココナッツスープのエキゾチックな香りが廊下に漂って来ます。
 
ランチの時間。
どの教室からも”It’s yummy!” “I like this!”という声が聞こえてきて、次々とおかわりを求める子の姿がありました。
ココナッツの風味がこれほど子どもたちに喜ばれるのかと、先生たちも驚くほどでした。
 
Cooking Dayではココナッツに限らず、色々な食材をさわり、それを調理する工程の一部を体験します。
自分の命を支える命がある事を肌で感じてもらいたい。
そして、自分が調理に関わった美味しい食事を、お友だちや先生と一緒に味わってもらいたい。
そう思いながら、毎回、Cooking Dayを企画しております。

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