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2月の幼稚園だより
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(Kids Creation)
2023年1月25日 08:51
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(Kids Creation)
2022年12月28日 08:51
11月の第4木曜日はThanksgiving Day。
イギリスからアメリカ大陸に渡ったPilgrimと呼ばれる人たちが新しい土地での初めての収穫を神様に感謝したことが起源の行事です。
メイフラワー号でやってきたPilgrim達に作物の育て方を教えてくれたネイティブアメリカンの人たちを招いてお食事会をしたそうです。
KCKでも、毎年11月には子どもたちと共に”Thankful”という言葉に思いを巡らせる時を持ちます。
自分たちがどんなものに感謝の気持ちを持つか、言葉や絵で表現してもらいます。
数年前、Cocoonさんのお友だちが、“I am thankful for foods.(わたしは食べ物に感謝します)“と書こうとしていると、
隣の席の男の子が、“What? All the foods? I am thankful for ice cream, chocolate and all the snacks. But not the vegetables! (え? 食べ物なら何でも? ぼくはアイスクリームとかチョコレート、他のスナックなら全部好きだよ。でも野菜はいやだなあ!)”と言っているのが聞こえました。
なるほど。と思わされる言葉でした。
大人は「食べ物がある事がありがたい」と何の疑いもなく言葉にできます。
けれども5歳さんには5歳さんの理論があり、自分が好んで食べるものでないと“Thankful”の気持ちにはなれないのも無理はありません。
1年後、この男の子はButterflyさんになりました。そして、“I am thankful for lunch!(ランチ、ありがとう!) と、書いていました。
いつの間にか、お野菜も含めてほぼ毎回lunchを完食できるようになっていた彼は、昨年とは違う誇らしい気持ちをそのまま表現してくれました。
子どもたちは本当に素直です。
“I am thankful for my mom, and dad!(パパ、ママ、ありがとう!)” “I am thankful for my toys!( おもちゃに感謝!)”“I am thankful for Lambhorgini!(ランボルギーニに感謝!)”など、自分の気持ちをストレートに出せるのです。
“like”や“love”とつながっている場合もあるようですが、何度も何度も“Thankful”という言葉に思いを巡らせ、自分の身の回りの物に感謝することを少しずつ学んでいきます。
是非、ご家庭でもThankful(感謝)の気持ちに気づかせてあげてください。
(Kids Creation)
2022年11月18日 08:51
“Go Away!”という歌があります。
直訳すると、「あっち行け!」。
”Go away, big green monster.Go away! Go away! Go away big green monster. Go away!”と始まる歌です。
Big green monster, scary witch, white ghost などを「あっち行け!」と追いはらう歌です。
”Go away!”と歌う時、両手を大きくふってモンスターや魔女を追い払う動きをします。
KCKに通うお友だちの大半は、Preschool、あるいはPrepre-schoolから歌ってきたこのHalloween Song。
毎年この時期にこの歌が聞こえてくると、ひとりの恥ずかしがり屋さんを思い出します。
体が小さく、色白のその女の子は、おてんばではありましたが、声を出す事はめったにありませんでした。
10月のmonthly songとして”Go Away!”を聞いているうちに、彼女の体がむずむずしはじめて、”Go Away!”のタイミングで両手を動かすようになりました。
その後、突然、はっきりと”Go away!”と声に出して歌う声が聞こえた時、私はその初々しい響きに感動せずにはいられませんでした。
きっと、それまでも、外には聞こえない声が、彼女の内面に響いていたのでしょう。
そして、コップからお水がこぼれ出るかのようにごく自然に声として彼女から溢れ出た”Go away!”。
これこそが言語を習得していくということだ!と実感した瞬間でした。
「あっち行け! こっちに来ないで! あっちに行ってってば!」とモンスターや魔女を追い払う意気込みが、彼女の声やしぐさから伝わってくるようで、その場に居合わせたこちらの心が震えたのです。
彼女はその後、人生初のHalloween Partyで大泣きをし、わたしに抱っこされながら必死で”Go away!”と歌い、10月が終わるころのレッスンでは、誰よりも大きな声で、”Go Away!”と声を張りあげ、肩がもぎれんばかりに両手でモンスターを追いはらっていました。
そんな彼女は昨年度のButterfly さんでした。
卒園式では自分の言葉でスピーチをし、”A Million Dreams”をクラスメートと立派に歌って卒園することができました。
今はAfterschool生としてKids Creationに通ってくれています。
感情が大きく揺れる体験は、子どもの心の成長につながります。
毎日のKCKでの生活の中で、今月もたくさんの体験を積み重ねていきましょう。
(Kids Creation)
2022年10月25日 08:51
9月8日木曜日の朝、Kindergarten Festivalの為に浴衣や甚平姿で登園してくれた子どもたち。
どんよりとした曇り空の日でしたが、キラキラの笑顔で園内はいっぱいになり、まるでお日様が顔をのぞかせてくれたようでした。
先生たちも浴衣や甚平などを身にまとってのお出迎えとなりましたが、実は、前もって着付けの練習をしていたのです。
Festival前日、Erikoから浴衣の着付けのレクチャーを受けていたNancy!
なにやら驚いた様子で、”Oh, do I have to wear it so tight? (え!?こんなにぴったり着るものなの?)”と戸惑いの表情。
”Yes. It’s not a dress. Everything is tight when you wear a Yukata. And you have to walk like this…Don’t expect you can take usual one full step.
Your steps will be half steps. So you need to move in double speed if you don’t want to slow down.
(そう。ドレスと違って、浴衣ってぴったり着るものなの。歩き方はこんな感じ…いつもの歩幅では歩けないの。半分くらい。
だからスピードを落としたくないなら、二倍速で自分の脚を動かすの)”
と小さい歩幅でちょこちょこ歩いてみせると、
“Oh, I see. That’s why I have seen people wearing Kimono walking like that.
(ああ、なるほど。たしかに着物を着てる人がそんなふうに歩くのを見たことあるわ)”
としきりにうなずき、さっそくちょこちょこ歩きを真似していました。
昔の日本女性は、浴衣や着物で子どもを背負い、おむつをかえ、子育てをしながら家事もこなしていた事を想像すると、その忍耐力に脱帽するしかありません。
日本人の控えめで、繊細な、ていねいに物事を進める生き方、あるいは文化を、短い歩幅で歩く事でNancyが感じとっていたように見えました。
NancyはKenyaで生まれ、育ちました。
気候も、言語も、人々が受け継いでいる文化も、日本とは全く違う国です。
色々な国の先生達が日本の衣服を身につけ、一緒に日本文化を楽しむ大らかな姿は、子どもたちの記憶にかけがえのない体験として残ることでしょう。
10月は子どもたちが心待ちにしているHalloween Partyがありますね!
運動会の練習も始まっています。
外遊びの楽しい季節。
爽やかな秋風に吹かれながら、KCKのダイナミックな園庭を満喫したいと思います♪
(Kids Creation)
2022年9月21日 11:51