Column 6月の幼稚園だより KidsCreationのAfterschoolのために階段を上がる子たちに”Hello!”と声をかけると、必ず “Hello!”と返してくれます。 小学生になった彼らを見かける時、ふと数年前のこと思い出します。 Preスクールに通っていた頃、お母様が「この子、全然落ち着きがなくって、ずっと走り回っているんです…」と困り顔で言われていた男の子。 小学2年生になった今では、落ち着いた、ゆったりとした足取りで自分のクラスに向かっていきます。 ランドセルを背負ってお友だちとおしゃべりしながら玄関で上履きをはこうとしている女の子。 彼女がButterflyクラスの頃、玄関で靴を履きかえ教室に入るまで、毎日のようにドラマチックに泣き叫んでいた時期がありました。 「この子はこの先大丈夫なのだろうか、、、」そんなふうに思われる時があったとしても、数年後には、「あの頃はそうだったね」と笑って話せるくらい子ども達は成長してくれるものです。 そう、子どもたちは常に物事を吸収し、大人の目に見えるところも、見えないところも、常に変化し、成長しています。 一方、私たち大人が忘れてはいけないのは、私たち自身も、ほんの数十年前は幼い子どもだったという事。 そして、あの頃から一日、また一日と過ごす事によって少しずつ成長し、変化して今の自分となり、そしてこれから先も変化し続けられるという事です。 歳を重ね、少々癖がつき、そこかしこが固くなってきたからといって、成長を諦める必要はありません。 成長する事については、子どもたちほど優れた先生はいません。 現役の子どもたちと共に過ごす濃厚な時間の中で、「人間の可能性」を直に感じながら、常に柔軟に成長していける恵みを味わいたいと思います。